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寺田建築の家づくり
2022.03.24
知ると気になる、屋根の端のあの角度。勾配軒天・水平軒天とは|〜オンリーワンの本格注文住宅を〜袋井の工務店「寺田建築」
こんにちは、寺田建築です。
住宅の屋根にはさまざまな形状があり、建物の外観の印象を大きく左右します。切妻屋根など「軒(のき)」がある形状の場合、「軒天(のきてん)」や「鼻隠し(はなかくし)」の角度で建物の雰囲気が変わることも。これまで注目していなくても、違いを知ると気になる、そんなお話です。
「屋根の形状について」詳しくはこちら
■軒天・鼻隠しとは
家や建築に関する用語は聞きなれないものも多いですよね。屋根まわりも軒、軒天、鼻隠し、破風(はふ)など、決して一般的でない言葉が並びます。
軒は外壁から外側に突き出している屋根部分、軒天は軒の裏、鼻隠しは軒の先端に取り付ける板状の部材、破風は屋根の妻側(※)に取り付ける板状の部材を指しています。
※屋根の勾配を横から見て三角になっている部分
■デザインの違い
実は軒天には2種類の形状があります。それが「勾配軒天」と「水平軒天」。
勾配軒天は軒天が屋根と平行になっていて、水平軒天は軒天が地面と平行になっています。
さらに軒の先に取り付ける鼻隠しは、勾配軒天では屋根と直角になり、水平軒天では地面と直角になります。
これらはメリット・デメリットというよりは、デザインの好みによるところが大きいと考えています。ちなみに和風建築の究極のような数寄屋づくりは勾配軒天。その意味では、和風住宅は勾配軒天、洋風住宅は水平軒天と捉えている方もいるようです。
寺田建築の家で多いのは、勾配軒天と屋根に直角の鼻隠しを採用するデザイン。水平軒天と地面に直角の鼻隠しの場合、破風の軒先側に箱ができる形状になります。
外観デザインを見る際など、参考にしてみてください。