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寺田建築の家づくり
2021.02.18
第一種換気と第三種換気は何が違うの?|〜オンリーワンの本格注文住宅を〜袋井の工務店「寺田建築」
こんにちは、寺田建築です。
今回は「住宅の換気の仕組み」についてお伝えします。
健康な生活を送るためにも大切な換気システム。
木造住宅では主に第一種換気と第三種換気という方式が採用されています。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
■自然給気・機械排気の第三種換気
第三種換気は、屋外から屋内への給気を自然に行い(開口)、屋内から屋外への排気を機械(ファン)で行う仕組みです。
排気ファンを常時稼働させることで屋内の負圧状態が保たれ、気圧の差によって新鮮な空気を取り込む→機械で排気という流れをつくりだします。
排気のみ機械で行うため設置・運転時のコストメリットがあり、日本では最も普及している方式です。
(機械を使って給気し自然に排気する第二種換気は、壁の中で結露する懸念があり、あまり普及していません)
■機械給気・機械排気の第一種換気
第一種換気は、給気・排気ともに機械を使う仕組みです。
この方式は熱交換器の設置によって、取り込む外気を室内の温度に近くすることができ、冷暖房効率が落ちないというメリットがあります。
第三種換気に比べてコストはかかりますが、換気性能としては最も優れています。
■ダクト式とダクトレス式
第一種、第三種ともに、家中にダクトを這わせるダクト式とダクトレス式があります。
A.ダクト式第一種換気
B.ダクトレス式第一種換気
C.ダクト式第三種換気(排気のみダクトを通す)
D.ダクトレス式第三種換気
寺田建築ではA、B、Dの施工が可能です。
ダクト式の場合、家中にダクトを這わせる必要がありますが、間取りに大きく影響することはないでしょう。
換気システムとして最も高機能なのはAですが、だからといってC、Dを選ばれたお客さまから換気への不満をいただくこともありません。
換気性能にどこまでこだわるかは、ご予算に応じて検討されるのが良いでしょう。
高気密な寺田建築の家は、そもそも換気効率がいいのが特長です。
計画換気にとって大切なのは何よりも「気密性の高さ」。
隙間だらけの家(気密性が低い)は、穴の開いたストローと同じでうまく換気できません。
換気効率を上げる場合はまず高気密住宅を選択、その上で換気システムを検討してみてください。
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