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リフォーム
2021.09.30
屋根のリフォームは“すき間”が重要|〜オンリーワンの本格注文住宅を〜袋井の工務店「寺田建築」
こんにちは、寺田建築です。
今回は、リフォーム工事も行う寺田建築の視点で屋根の雨対策についてお伝えします。
■雨を排出する屋根の仕組み
外壁と同様、長く住み続けるためにメンテナンスの必要があるのが屋根です。
カラーベスト(スレート)の屋根の場合、色褪せやカビなどが発生するため10年ごとに塗り直しをするのが良いとされていますが、雨対策の観点で注意が必要です。
カラーベストの屋根は構造上、内部を雨が抜けるようになっています。
横殴りの雨などの場合、一度屋根の中に入り込みますが、そのまま外に流れ落ちていくという仕組み。
このカラーベストをそのまま塗装すると、雨が流れ落ちるすき間をふさいでしまい、内部に雨水が溜まってしまうことがあります。
場合によっては、塗装したばかりなのに雨漏りするなんていう最悪の事態も招きかねません。
■適切なすき間が必要
寺田建築では、リフォームで屋根の塗装依頼を受けたとき、適切なすき間を確保する「タスペーサー」をご提案しています。
カラーベストのすき間は、広すぎると雨の浸入が多くなり、狭すぎると表面張力によって雨水を吸い上げてしまいます。
そしてすき間がなければ、どこかで入った雨が排出されなくなるというもの。
タスペーサーはカラーベストの屋根に適切なすき間を確保できるため、雨漏り対策として非常に有効です。
気候変動の影響か、雨の降り方が変わってきたようにも感じるここ数年。
大切な我が家を長く維持するために、雨対策も意識しておくようにしましょう。