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家づくりノウハウ
2022.07.07
ランドリールームと湿気|〜オンリーワンの本格注文住宅を〜袋井の工務店「寺田建築」
こんにちは、寺田建築です。
住み心地の良い家にするためには家事動線を意識した間取りが大切です。最近は、洗面所と一体、または隣にランドリールームやユーティリティルームを設ける家も増えてきました。洗濯物は乾燥機か室内干しで乾かし、同じ場所で「洗う」から「たたむ」「収納する」まで完結する便利な住まいです。
■湿気は大丈夫?
浴室、洗面室、ランドリールーム/ユーティリティルームが並ぶ便利な間取り。浴室の横に脱衣室が設けられている場合は良いですが、浴室とランドリールーム/ユーティリティルームが連続する間取りの場合、気になるのが湿気の問題ではないでしょうか。
浴室の湿気が広がり、室内干し中、または乾いた洗濯物に影響してしまうのではないか。このように考える方もいるかと思います。
実際には、正しい換気を行うことで、浴室の湿気が影響するのを避けられます。
高気密高断熱の寺田建築の家は、換気効率に優れているのも特徴です。気密性の高い施工、計画換気システムにより、効率良く空気を入れ替えることができます。つまり、浴室の湿気も換気システムに任せておくのが正しい方法で、窓を開けないのがポイントです。入浴後は浴室の扉をわずかに開け、洗面室側から浴室へと空気の流れをつくるようにしましょう。こうすれば、浴室の湿気の影響を受けることがありません。
■浴室に窓がない家も
最も避けたいのは、換気のためにと窓を開けて、浴室の扉を全開にしておくこと。本来の換気性能を発揮できず、湿気が洗面室の方に流れて影響を与えてしまう懸念があります。湯船にお湯が張ってある状態は尚更、影響が大きくなるため絶対にやめましょう。
寺田建築ではお引き渡しの際、必ず正しい換気の方法をお伝えしています。ついつい窓を開けて換気したくなるところですが、換気システムを信じて頼るのが正解。最近では窓のない浴室もあることからも、浴室は窓を開ける必要がないことをおわかりいただけるのではないでしょうか。
正しく換気することで、便利で快適な水まわりの動線を存分に活用していただればと思います。