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家づくりノウハウ
2020.03.10
平屋の採光性を考える|〜オンリーワンの本格注文住宅を〜袋井の工務店「寺田建築」
こんにちは、寺田建築です。
最近、お問い合わせが増えているのが平屋の家。
シンプルかつコンパクトな暮らしを求める方、ワンフロアの間取りを生かした暮らしやすさを求める方など、幅広い世代から注目を集めていますね。
今回はそんな平屋の「採光性」について考えてみたいと思います。
■中庭は有効か?
平屋は床面積が大きくなるため、建物の中央部には光が届きにくくなるもの。
大きくなれば大きくなるほど採光性は悪くなります。
また敷地の大きさや建築事情によっては、間取りに柔軟性を持たせることも難しい場合があります。
そんなときに有効なのは中庭と言われています。
中庭を設けることで採光性は上がり、全ての部屋を中庭に面して配置すれば、ますます室内が明るい空間になるでしょう。
家のどこにいても庭の緑が感じられたりと、中庭はどこか特別な空間でもあり魅力的です。
■中庭のデメリット
ただ、中庭を設けることによるデメリットもあります。
それが住宅の性能値の低下。
中庭を設けると外気と面する場所が増えることによって断熱性、耐震性が下がり、住宅としての性能値が低下してしまうのです。
断熱性、耐震性を保つためには、コストアップが避けられません。
また中庭を設けると建物の形状がこの字型やL字型に変わるため、動線への考慮も必要となります。
■高窓や天窓で光を
通常の平屋で採光性を高めるには、高窓(ハイサイドライト)や天窓(トップライト)が有効です。
二層屋根、片流れ屋根など、屋根・天井の自由度が高い平屋。
窓の形状や配置も、幅広い可能性を探ることができます。
高い位置に開口部を設けることで、より多くの光を採り入れるのが良いでしょう。